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こんにちは、ゆうゆう金丸小規模多機能ホームです。すっかり朝晩が冷え込むようになりましたね~。あの暑い夏が嘘だったようです。
さて、今回は金丸に突如現れたカレの話をします。
あれは、2年前の夏、出社すると駐車場に汚れたヨレヨレの野良猫の姿がありました。やせ細っていて、それでいて頭だけデカイ。猫というよりは虎に似た生き物でした。
私は生まれて初めて猫を見て笑いました(-_-;)あまりにもかわいらしさがなくて・・・。
しかし、猫好きの職員や利用者はやせ細った猫に菓子パンなどを与えます。私もその一人です。
しばらくすると、猫も餌をくれる人を見分けるようになり後をついてきて、それなりにかわいらしさもありました。そして、次の全体会議で議題にあがるまでに・・。内容は
このまま餌をやり続けてよいのか、否か。一度餌付けしてしまえば住み着き、責任も持てないのに可哀そうだなど意見交換をし、結局は「野良猫は2ヶ月以上住み着かない。ましてや、雄猫は縄張り争いに負けて出ていく。私たちは介護サービスを提供する人間です。介護をする人間は優しくなくてはならない!ので、猫が出ていくまで餌をやる!」と私の思いにみなさんが同意され、外で猫を飼うことになりました。餌代は私のポケットマネーですが、家は職員が段ボールで作った立派なものができました。利用者と一緒に首輪も買いに行きました。
ある日、あることに気づきます。この猫・・・ずーっと寝てる。餌を食べてはいるがその時間以外は寝てる。ヨボヨボしてるし、かなりの高齢では?きっとそうだ。
仮説を立ててみた。かなり人に慣れているということは飼い猫だったのであろう。そして、飼い主は高齢者で入院か施設入所でいなくなってしまったのだ。行き場を無くした猫はさまよい続け「ゆうゆう金丸」へたどり着いた・・・。涙ぐましい。
秋になると台風がやってきて、あの晩は大雨でした。ふと自動ドアが開き、ガランガランとゆっくり何かが階段を上がっている。ドアを開けると猫がものすごいスピードで倉庫へ逃げ込んで、怯えた目でこちらを見ている。大雨の中、外に出すのも可哀そうなので私は言った「ここにいていいよ」そしてひざ掛けをかけてあげた。
さあ、この日を境にこんなことに↓
事務所のイスは乗っ取られ、別の場所に移り住む気配がない。
仕事中もずっと一緒。何か大きくなってない?
そして、とうとう冬を迎える前に私は決意する。この猫を引き取ろう。
玄関をウロチョロするようになったし、利用者が転倒してしまったら大変だ。外に出してしまえば夜は凍え死んでしまうかもしれない。もう先は長くないだろうから、せめて最期は温かい布団で過ごさせてやろう・・と。
自宅に連れて帰り、体調管理のため動物病院へ連れて行った私は衝撃を受ける。
医者「この子、そんな歳じゃないよ?・・・大きくなったんでしょ?なら、来た時が生後1年くらいかな」
どっっひゃ~~(@_@;)!!まさか、まだ仔猫だったなんて!!もう40数年猫を飼ってきた私が老猫と仔猫を間違えるなんて!!!
さっそく次の全体会議でみなさまにお伝えしました(笑)
ちなみに名前を付けました。サスケくんです。今じゃこんな格好です↓
猫にも愛情をたっぷりそそぐとかわいらしく育つものですよ。金丸のみんな、あの日私のわがままに付き合ってくれてありがとうね。サスケは立派に育っています( ´∀` )
長々とひたすら猫のことを書いた内容でした。最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。次回の更新は11/10です。「サスケ、嫁をもらう!?」の巻 お楽しみに!